2015年05月
金儲けが上手な歯医者の話。
たとえば
「このまま、ほっておくと他の歯も痛みますよ。
一度パノラマレントゲンを撮りましょう・・・」
と言う歯医者には気をつけましょう。
パノラマレントゲンというのは全体を一枚で撮るレントゲンです。
保険で点数を稼ぐためのレントゲンといわれているもので
歯医者にとっては「おいしい」レントゲンです。
しかし、パノラマレントゲンでは
初期の虫歯は見つけることは出来ません。
見つかったときは神経を抜くほどの「むし歯」になっています。
それでも。その歯医者は「予防歯科」と称して
パノラマレントゲンを勧めます。
このような歯医者は、あえて悪いところを見つけ治療を促します。
儲け重視の歯科医療を行っている歯医者の典型です。
何回も来院させることで歯医者は儲かります。
金儲けを考えれば
全体的な治療計画を立てないので、
その都度「新しく」治療するところを見つけて
来院を継続させたほうが儲かります。
必要のない歯科CTを撮りたがるのも同じ理由です。
歯科医師の行うべき治療を
アシスタントや衛生士にさせている歯医者もいます。
型を取る、仮歯を作る、詰めモノ、被せモノを調整するなどなど、
これらの行為は、誰がするのか、
患者の皆さんは、おわかりになりますか?
患者の皆さんには、わからないことが多すぎます。
だから、悪くない歯を治療されたり、
抜く必要のない神経を勝手に抜かれたりするのです。
このような歯医者に当たれば最悪です。
歯医者選びを間違った、というだけではすみません。
それでも、あなたは平気ですか?
「1時間に7人診る方法」と言って、その方法を映像化した
DVDが5万円で発売されているのをご存知でしょうか?。
神経をとる治療(抜髓根管治療)を5分でやる方法を、
若い歯医者に教えて「患者の数を稼げ」と、そのダイレクトメールは言います。
そうすれば「月に1000万稼げる」と教えています。
このような歯医者を選んだら、最悪です。
あなたが、かかっている歯医者が、そのような金儲け主義の
歯医者でないことを祈ります。
患者のことを第一に考える歯医者は、
神経をとる前の治療にさえ1時間以上かけます。
本当に神経をとらなければならないか、
神経をとったあと、他の歯にどう影響するか、
全身におよぼす影響の程度は…などなど、検討に検討を重ねます。
それでも神経をとらなければならない場合、やはり1時間以上かけて治療します。
お金儲けの上手な歯医者は、患者を診る時間が短く、早いのが特徴です。
腕がいいから短く済むのではありません。手際がいいから早いのではありません。
患者のことを二の次にして、
お金儲けを優先するから、早く、短い時間で治療を済ませるのです。
保険診療の歯医者は「患者の数」を、いかに増やすかを、つねに考えます。
患者の数=「お金」だからです。
治したところが、悪くなれば、また治療すればよい、
という、その場しのぎの治療ですから、時間を短縮して早く済ませるのです
患者のことを考える良心的な歯医者は、
痛んだら、また治せばよいという、そんな考えは、まったくありません。
あくまで患者のことを考えて治療しているからです。
たっぷり時間をかけて治療します。保険診療では出来ない治療です。
痛くなったら、また歯医者に行けばよい、と考える人には不向きかもしれません。
しかし、生命にかかわる歯。認知症につながる歯を
そんなに粗末にしていいのでしょうか?
歯医者選びは、あなたの「意識」の問題でもあるわけです。