歯医者選び.jp

歯医者選び.jpが 歯医者選びの参考になれば幸いです。

2015年08月

保険を扱わないのは、「健康診療」だから。

20年以上前。茨城県守谷市の
「古谷歯科医院」をお訪ねしたことがあります。

いろいろお話を伺ったあげく、
失礼な質問をしました。

「先生は、
結局は患者さんのお口をどうしたいのですか?」

そのときの先生の答えは明快で、
いまも心に残っています。

先生は、なんのためらいもなく
「本物の歯科医療がしたい」とおっしゃったのです。

意地わるく
「先生、本物の歯科医療とは、どういうことですか?」

先生は即座に
「原則に従った治療、原則通りの治療です」

一瞬、わが耳を疑いました。

「原則に従った治療、原則通りの治療」
こんな、当たり前のことが、どうして本物の歯科治療なのか?

歯医者なら、当然、なすべき治療ではないのか?

話は続きます。
そして、よくよく話を聞いて腑に落ちたのです。

それは
「原則に従った治療をしようと思ったら、保険は扱えない」
と言うことだ、と知ったのです。

保険制度のことは、いずれお話いたしますが、
要は保険では、時間をかけた、納得のいく治療が出来ない
ということです。

「自分がしてもらいたいと思う治療は保険では出来ない」
と古谷歯科医。

あれから20年、古谷歯科医はどうしておられるのだろうと
ホームページを探してみると、ありました。

当時、筆者におっしゃっていたことが
患者さんにわかりやすく説明されています。

「保険を使わない治療」「原則に従った治療」を
実践してこられたのでしょうね。

ホームページには、
すべて保険外の診療になります。
健康保険の取り扱いはございません、と明記されています。

こんな歯科医にかかった患者さんは「幸せ」ですね。

守谷市近辺にお住まいの方、
本当に「いい歯医者」がおられれて、よかったですね。

茨城県守谷市 「古谷歯科医院」のホームページ

一方、保険を扱いながら、
自費治療をすすめる歯医者もいます。

保険で患者を集め、お金になる患者を一本釣りにして
自費治療をすすめる… あげくはインプラントへ導きます。

「歯医者選び」を間違うと
お金だけ取られて歯を失うことになります。

十分気をつけてください。

歯医者の世界では
保険を扱わない診療のことを「自由診療」というそうです。

しかし、これは大間違いでは…?。

保険治療を行い、自費治療も行う
患者さんが保険治療か自費治療か、自由に選べるのが
本当の意味の「自由診療」ではないのでしょうか?

保険を扱わない治療を「自由診療」と言っている意味が
患者さんには、わかりません。
どこが「自由診療」なのか、わからないのです。

保険を扱わないことを「自由診療」と言っている限り
歯科医の哲学は伝わりません。

歯科医が保険では満足のいく治療が出来ないなら
「健康のための治療」を標榜すべきです。

つまり「健康診療」と名前を変えてください。

患者さんには、そのほうが意図が伝わります。
保険を扱っていない歯医者さんは
きょうから「健康診療」の歯科医院であることを
明記してください。

では、また。

歯科医の王道を行く先生からのメール。

「歯医者選び」のブログを見てくださった
ある尊敬する歯科医の先生からメールをいただきました。

そこには、ブラック歯科医の存在に、
うんざりなさったのでは…と気遣ってくださる言葉がありました。

そして、その歯科医の先生は
「私が歯科医であるだけにホトホト嫌になっています」と
ブラック歯医者が蔓延る現状を嘆く言葉が書かれていました。

頂戴したメールには
歯科医としての「精神」がほとばしっていました。

ご本人には無断(いただいたメール)ですが
歯医者選びをされてる方々に、
歯科医の王道を行く「歯医者の考え」を知っていただきたく
その一端をご紹介します。(以下)

歯科医の先生、曰く…

自己責任のない歯医者が多すぎます。
「赤信号みんなで渡れば怖くんない」式の考えに嫌気が差します。

保険制度は性善説の上にあります。

私たちには、患者さんの命に関わる
「口腔」の健康に関わるプロフェッションと言う職業であり
普通のビジネスと違い、利益だけを追求する職業ではありません。

私たちは、その様に教えられ、それをまた誇りにしてきました。

当然、治療も最善の努力をすることが要求されます。
次善はあり得ないのです。

歯は「モノ」ではないのです。
身体の健康に関わる「歯」ですから、当然だと思います。

アメリカではその思想が高く、
私はアメリカでパンキー先生に徹底的に教えられ、
そして、今までに日本の先生方に
パンキー研究所とも提携して口腔医学を論じてきました。

歯医者に金儲けの指導する船井総研の
「金属の被せ」を外し
「白い被せ」を49,800円で売りなさい、とか
月に1本、次の月に2本と売れば、儲かります。

あるいは
新人のアシスタントを2カ月、教育すれば、
5分語るだけで売れる方法を伝授します…などの
宣伝文句には、驚きを通り越して
「歯科医を侮辱している」と、怒りさえ覚えます。

私たちは1本の歯を被せるにも
口全体の検査をし、
噛み合わせ、関節、顎を動かす筋肉に
異常がないかを診断します。

少しの噛み合わせの異常が
大きな問題に関わることを防がねばならないからです。

これらの研究会を2年もかけて
勉強に来られる先生方がおられます。

また1本の歯の歯周病を救うために、
患者さんに真剣に向き合いケアーする衛生士がいます。

それなのに、それなのに…
船井総研は歯科医を侮辱しています。

この間も東京の研究会で、船井総研の広告文を皆で見て
「私たちのことを、1本の歯にこだわり、いったい、なにをしているのだろう」と
不思議がられているんだろうな、と苦笑しました。

船井総研に教えられ、498万円を稼いでいる歯科医たちは
私たちの「1本の歯にこだわる」ことを
「バカもおるなぁ」と言って、笑っているに違いないと…。

しかし、私たちには
私たちが積み重ねてきた歯科医としての誇りがあります。

お金儲けで歯科医をやっているわけではない。

「健康にかかわる歯を一生守ろうとする信念」で
歯科医をやっている!

実績がある。
信頼してくださる多勢の素晴らしい患者さんもいる。

そんな患者さんに囲まれている喜びがある。

研究会に集まっていた歯科医の誇らしげな顔がそこにありました。
皆、いい顔をしていました。

今さらながら
私たちは、自信と彼等に対する「優越感」を再確認したわけです。

来る9月13日 東京のお台場で
「歯科医の王道とは何か」を問いかける講演会を
開く事になっています。

いまメンバーの先生方はその準備に奔走しています。

以上、わかりやすいように手を入れながら
すばらしい歯科医が存在することを
ブログにしました。

9月から、しっかり取材して
「歯医者選び」のブログを再開します。

暑さ厳しい折柄、どうぞ、お体を大切に
ご自愛くださいますように。

熱中症には、くれぐれも お気をつけてください。

■ブログをご覧の
若い将来のある「歯科医」の皆さん。

「歯医者選び」の筆者が
頼まれたわけでもないのに次のような講演会を
おすすめするのは
プロフェッショナルな歯科医になっていただきたいからです。

「歯科医の王道とは何か」を問いかける講演会だと
理解しています。

来る9月13日(日)10:00〜16:00
東京の有明 東京ファッションタウン会議室(9F)で
開催されます。

ぜひ、参加してください。
目からウロコが落ちるに違いありません。

手元には一つの項目として…
「デンタルドッグから始まる完全予防型歯科医療」
と記されています。そこには…

厳しい時代だからこそ
歯科医師は歯科医療の本質が何であるかを再考すべきです。
増患・増収を目的としたセミナーをいくら受けても
決して歯科医師としての仕事は充実しません。(中略)
一本の歯やインプラントに注目する時代は既に終わりました。
現在では
一口腔単位から一人間単位の歯科医療へと世界は変遷しているのです。
ホリスティック(全人的)な考え方は、
患者とどう向き合い、
いかに患者のデンタル IQを上げるか?
そして予防・治療へと
どのようにモチベーションして行くのか?
このことは
まずは患者をよく知ることから始めなければ成功しません。
歯科医療の成功の鍵こそ、「デンタルドック」なのです。

■若い歯科医におすすめする講演会です。
お問い合わせは…
☎06−6643−0189
 
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