歯医者に行ったら
いきなり「これは大変だ」と
有無を言わさず、歯を3本抜かれた…

ヒドイ歯医者がいるものですね。

週の始めの13日(金)
かかりつけの歯科医に診てもらっている患者の「くらぶ」の
「役員会」があって、そこで聞いた、とんでもない話です。

いきなり歯を3本抜かれたのは、
出席しておられた役員のお知り合いの方。

居合わせた、かかりつけの歯科医は
「そんな歯医者がいると聞くだけでも恥ずかしい」
と顔を曇らせました。

やはり居合わせた役員のお一人が
「まさか、と思われるでしょうが …」
と、ある歯医者から聞いたという話をしてくれました。

「どの歯でもよいから 
健康な歯を削って神経を抜け! 」

と経営コンサルタントに言われたそうです。

そのコンサルタント会社は上場企業。

上場企業の担当指導員はカリスマ指導員として、
いま歯医者の間では経営の神様ともてはやされているとか。

聞いた話ですので、事実かどうかわかりませんが、
いきなり歯を3本抜かれた話と、どこか辻褄が合うようです。

確かにそのコンサルタント会社は
歯医者の経営指導に力を入れているようです。

ブラック歯医者を育てていると揶揄されています。

「1ヵ月で×××万円儲かります」という
パンフレットを見たことがあります。

儲けの手口はさまざま。

白い歯を患者に買わせる。
在宅歯科と称して 寝たきり老人の口を金儲けの道具にする。 

保険は適用されませんが、新しい材料が入りました。 
これを使えば「義歯」が数段よくなりますというセリフ。

衛生士にセールストークを教え3ヵ月で業績をあげさせるテクニック。

こんな歯医者にかかったら最悪です。

しかし、このような歯医者が存在するのは
それなりの理由があるのでしょうね。

ブラック歯医者が横行する背景には
コンビニ並みに歯科医院が増え、
経営が苦しくなっている状況があるのかもしれません。

それを見越して、コンサルタント会社が暗躍。

コンサルタント会社の商売に、
歯科医の誇りを忘れた歯医者が飛び乗った図式です。

ブラック歯医者に、引っかからないよう
どうぞ、ご用心、ご用心。

さて、役員会の話に戻ります。
 
実は今回、
患者の集まりである「くらぶ」は、40周年を迎えます。

この、くらぶには
80歳になっても健康な歯が「20本」以上ある人が
大勢います。

「8020」と言われる人たちです。

今回は、その「8020」の人たちが集まって
歯による健康長寿を祝おうというわけです。

例年開かれる総会では
「ムシ歯や歯周病」などの話が主で
とくに「歯周病予防のために、なにが大切か」という話が
多いようです。

このような話のお蔭で歯の大切さを知り
「歯による健康長寿」を実践しているわけです。

でも、実践している人たちではなく
本当は歯で悩んでいる多くの人に聞いていただきたい話です。

とくに歯医者選びをされている皆さんにこそ
聞いていただきたい話です。

また、「8020」を実践している人たちの声を
直接、じかに聞いていただけたら…と思うばかりです。

いい歯医者にかかっている私たちだけが
「いい歯」をして
その「いい歯医者」の存在をお教えしないのは、
いけません。

全国に、同じような「くらぶ」があります。
きっと皆さんの地域にも、その「くらぶ」があるはず。

なぜ、その「くらぶ」が
歯医者選びに困っている人のために声をあげないのか?
不思議です。

筆者は歯がゆい思いをしながら
歯医者選びのブログを書いています。

・簡単に歯を抜く歯医者
・悪くない歯を治療して保険点数を稼ぐ歯医者 
・ムシ歯も歯周病も治せない歯医者
・インプラントを勧める歯医者

これらの歯医者は皆、ブラック歯医者と疑ってください。 
というだけのことしか書けないブログに限界を感じています。

もし、許されるなら「くらぶ」の紹介をしたいと
思っているのですが…。

「くらぶ」の40周年の総会は
11月23日(勤労感謝の日)に開催されます。

歯医者選びをされている皆さんを
お招きできればよいのですが。

世の中には、ブラック歯医者よりも多く
歯科医の誇りをもった歯医者が、たくさんいると信じて
「いい歯医者」の応援をしています。

歯医者は「商売」を職業にしてはいけません。

歯医者はプロフェッション。
歯(口腔)で人の命を救う職業です。

「患者が健康な歯で幸せな生涯を過ごせるよう、
最善の奉仕を行う」

かかりつけの歯科医の哲学です。

では、また。ごきげんよう。

歯医者選びをされている方々が
いい歯医者に巡り合えるように祈っています。